※当オフィスはエックスサーバーのビジネスパートナーです。本記事のお申し込みリンクを経由してご契約いただいた場合、当オフィスに報酬が発生します。
結論から言います。
PHPを上げてサイトが表示されなくなっても、同じ画面で前のバージョンに戻せば復旧します。慌ててバックアップから復元しないでください。
エックスサーバーの公式FAQでも、
表示されなくなった場合はPHPのバージョンを切り替えて確認するよう案内されています。
PHPの切り替えはサーバーの設定変更であって、
サイトのファイルやデータベースを書き換える操作ではありません。
だから戻せます。
なぜ表示されなくなるのか
公式FAQの説明はこうです。
ご利用のWordPressプラグインやテーマが、選択したPHPバージョンに対応していない可能性があります。
特に長く更新されていないプラグインやテーマは、
新しいPHPに対応していないことがあります。
WordPress本体が最新でも、
1つの古いプラグインがサイト全体を止めることがある、ということです。
PHPはドメインごとに設定する
エックスサーバーのPHPバージョンはドメインごとに選べます。
手順は、サーバーパネルの「PHP Ver.切替」を開き、
対象ドメインの編集から変更後のバージョンを選ぶだけです。
ドメインごとに設定できるので、
複数サイトを一度に上げる必要はありません。
重要度の低いサイトから1つずつ上げていけば、
問題が出たときに原因の特定も簡単になります。
選べるバージョンと推奨バージョンは公式マニュアルに一覧があります。
新しいバージョンは順次追加されている(2026年1月にPHP 8.5の導入が告知されています)ので、
作業の直前にマニュアルで確認してください。
上げる前にやること
公式マニュアルも、変更前に動作環境を確認するよう勧めています。
実務では次の順で進めると安全です。
- 今のPHPバージョンを控える(戻すときに迷わないため)
- WordPress本体・プラグイン・テーマを先に最新へ更新する
- 何年も更新されていないプラグインがないか確認し、あれば代替を検討する
- 念のためバックアップを取る
- アクセスの少ない時間帯に切り替える
- 切り替え後、トップ・下層ページ・問い合わせフォーム・管理画面を確認する
2番目の順番が大事です。
古いプラグインの多くは、更新すれば新しいPHPに対応していることがあります。
PHPを上げてから慌てて更新するより、先に更新しておく方が止まる時間を減らせます。
表示されなくなったときの順番
- まずPHPを元のバージョンに戻す
- 表示が戻ったことを確認する
- 原因のプラグイン・テーマを探し、更新または入れ替えを検討する
- 対応してから、改めてPHPを上げる
ここで自動バックアップからの復元を先にやるのは避けてください。
原因はPHPの設定なので、ファイルを巻き戻しても直りません。
しかも復元は、バックアップ日以降に作られたファイルを削除します。
➡ エックスサーバーの自動バックアップ、「復元」を押す前に知っておくこと
上げずに放置するリスク
「壊れるなら上げない方がいい」とはなりません。
古いPHPのままだと、
新しいバージョンのプラグインやWordPressが動かなくなるときが来ます。
そのとき、PHPとプラグインを同時に大きく上げることになり、原因の切り分けが難しくなります。
戻せる操作だからこそ、余裕のあるうちに少しずつ上げておくのが一番楽です。
まとめ
✔ 表示されなくなっても前のPHPに戻せば復旧
✔ 原因はプラグインやテーマの非対応が多い
✔ PHPはドメインごとに設定できる
✔ 上げる前に本体・プラグイン・テーマを先に更新
✔ 不具合時にバックアップ復元を先にやらない
✔ 放置せず少しずつ上げる
古いプラグインの洗い出しからPHPの切り替え、動作確認までの作業は当オフィスでも承っています。
➡ お問い合わせ
出典
仕様は2026年9月時点の公式マニュアル・FAQの記載にもとづきます。選択できるPHPバージョンや推奨バージョンは変更されるため、作業前に公式マニュアルをご確認ください。