XServer for WordPressの自動アップデートは「マイナーのみ」がおすすめな理由

※当オフィスはエックスサーバーのビジネスパートナーです。本記事のお申し込みリンクを経由してご契約いただいた場合、当オフィスに報酬が発生します。

結論から言います。

事業サイトなら「マイナーバージョンのみ」がおすすめです。メジャーアップデートはステージングで確認してから手動で。

そしてもうひとつ大事な点があります。

自動アップデートの対象はWordPress本体だけです。
プラグインとテーマは、この設定では自動更新されません。

「自動アップデートをオンにしたから全部最新のはず」
と思っていると、古いプラグインが放置されたままになります。


目次

選べるのは2種類

XServer for WordPressの自動アップデートは、オンにしたうえで範囲を選びます。

設定自動で適用されるもの
マイナーバージョンのみセキュリティアップデート(例:6.4.1 → 6.4.2)
すべてアップデートメジャーバージョンを含むすべての更新

公式マニュアルは「すべてアップデート」について、
プラグインやテーマとの互換性の問題で、サイトの表示や機能に影響が出る可能性を注意しています。
重要なサイトでは事前のバックアップ取得も推奨されています。


なぜ「マイナーのみ」なのか

2種類の更新は、性質がまったく違います。

■ マイナーアップデート

中身は主にセキュリティ修正と不具合修正です。
機能は変わらないため、サイトが壊れる可能性は低い。

一方で放置すると脆弱性が残るので、早く当てたい更新です。
自動化の効果が一番大きいのはここです。

■ メジャーアップデート

エディタや管理画面の仕組みそのものが変わることがあります。
古いプラグインやテーマが対応していないと、表示崩れや機能停止が起きます。

しかも自動で当たると、
誰も見ていないタイミングで壊れ、気づくのが遅れることがあります。

だから「急ぐべき更新は自動、影響の大きい更新は人が確認」と分けるのが合理的です。


メジャーアップデートの安全な当て方

XServer for WordPressなら、ステージング環境で先に試せます。

  1. 本番をステージングへ反映して最新の状態にする
  2. ステージングでWordPress本体をメジャーアップデートする
  3. 主要ページ、フォーム画面、管理画面の編集を確認する
  4. 問題がなければ本番の手動バックアップを取る
  5. 本番でも本体をアップデートする

5番目を忘れないでください。

ステージングと本番の同期では
WordPress本体とPHPバージョンは更新されません。
ステージングで本体を上げても、本番は古いままです。

XServer for WordPressのステージング、本番へ戻すときの落とし穴


プラグインとテーマは別に管理する

自動アップデートの対象外なので、運用ルールを決めておきます。

XServer for WordPressの管理画面(WPパネル)では、
複数サイトのWordPress本体・プラグイン・テーマをまとめて更新できます。

おすすめは月に1回などの定期日を決めて一括更新することです。

  • 更新前に手動バックアップを取る
  • 決済・フォーム・会員機能に関わるプラグインは、ステージングで先に試す
  • 更新後にトップ・問い合わせフォーム・主要ページを目視で確認する

壊れたときに戻せる備え

更新で問題が起きても戻せるよう、バックアップの仕組みを把握しておきます。

自動バックアップ毎日・過去14日分が保持されます。

加えて、手動バックアップの保存枠がプランごとにあります。

プラン手動バックアップ
ベーシック3個/30日
スタンダード5個/30日
プレミアム10個/60日
エンタープライズ20個/60日

自動バックアップは毎日取られますが、
「更新する直前の状態」を確実に残せるのは手動バックアップです。

メジャーアップデートの前には、枠の範囲で手動バックアップを1つ使う習慣を付けてください。


まとめ

✔ 自動アップデートの対象はWordPress本体だけ
✔ 事業サイトは「マイナーバージョンのみ」がおすすめ
✔ メジャーはステージングで確認 → 本番で手動
✔ 同期では本体が更新されないので本番でも更新する
✔ プラグイン・テーマは定期日を決めて一括更新
✔ 更新前は手動バックアップ

エックスサーバーとXServer for WordPress、どっちを選ぶべきか


定期的な更新作業や、更新後の動作確認を含めた保守は、当オフィスでも承っています。

お問い合わせ


出典

仕様は2026年9月時点の公式マニュアル・機能一覧の記載にもとづきます。バックアップの保存枠などは変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

目次