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結論から言います。
XServer for WordPressで「更新したのに反映されない」ときは、サーバーキャッシュ(最大5分)かブラウザキャッシュ(最大7日)が原因のことが多いです。
XServer for WordPressには、速さに関わるキャッシュ設定が3つあります。
それぞれ効く場所と、反映が遅れる時間が違います。
| 設定 | 何をキャッシュするか | 保持期間 |
|---|---|---|
| サーバーキャッシュ設定 | サーバー上でページやファイルを保存(有効にするとXアクセラレータも有効) | 5分 |
| Xアクセラレータ Ver.1 / Ver.2 | 静的ファイル(画像・CSS・JSなど)。Ver.2はPHPも高速化 | 5分 |
| ブラウザキャッシュ設定 | 訪問者のブラウザに静的ファイルを保存させる | 最大7日 |
反映されないときの切り分け
| 症状 | 疑う設定 | 対処 |
|---|---|---|
| 記事の修正がログアウト状態で見ると古い | サーバーキャッシュ | WPパネルで「キャッシュ削除」、または5分待つ |
| 画像やCSSを差し替えたのに古いまま | ブラウザキャッシュ | ブラウザのキャッシュを削除して確認 |
| php.iniを変えたのに効かない | Xアクセラレータ Ver.2 | 反映に最大5分程度かかる |
| ブラウザキャッシュ設定を変えたのに変わらない | 設定の反映待ち | 反映まで最大15分程度 |
ログインしたまま確認すると気づきにくい点に注意してください。
WordPressにログインしているとき(wordpress_logged_in のCookieがあるとき)は、
サーバーキャッシュを使わない仕様です。
つまり「自分には新しく見えるのに、お客様には古く見える」が起こり得ます。
修正の確認はログアウトした状態やシークレットウィンドウで行います。
キャッシュされないページ
サーバーキャッシュとXアクセラレータは、次のようなアクセスをキャッシュしません。
- レスポンスコードが200・404以外
- Cache-Controlに no-cache / no-store / private などを含む、またはSet-Cookieを含む
- ログイン中・コメント投稿者・パスワード保護ページ閲覧・WooCommerceのカートなどのCookieがある
- /wp-admin/、/wp-json/、/feed/、sitemap.xml、/cart/、/checkout/、/my-account/ など
一般的なWordPressサイトやネットショップの主要な動的ページは、
最初から除外されるように作られています。
有効にする前に確認すべき1点
公式マニュアルが注意しているのは、限られた人だけに見せているコンテンツです。
たとえば .htaccess で特定のIPアドレスだけに公開しているページや、
ブラウザごとに表示を振り分けているページがあると、
そのデータがキャッシュされ、本来見せるべきでない人にも表示されることがあります。
社内向けページ・取引先向けページを.htaccessで制限している場合は、
サーバーキャッシュとXアクセラレータを有効にする前に、その仕組みを見直してください。
また、これらの機能を使うとドメイン直下の .htaccess に記述が追加されます。
見覚えがなくても削除しないよう、公式マニュアルでも注意されています。
キャッシュ系プラグインと二重にしない
ブラウザキャッシュ設定は、.htaccessで Cache-Control や Expires などを設定している場合、
.htaccess側の設定が優先されます。
その場合、この機能を有効にしても速度が上がらないことがあります。
キャッシュ系プラグインを使っているサイトで、サーバー側のキャッシュも重ねると、
どこで古いデータが残っているのか切り分けにくくなります。
どちらで管理するかを決めて、担当者に共有しておくのが実務的です。
ブラウザキャッシュを使うと、サーバーへのアクセス回数が減るため、
サーバー側のアクセス解析ではヒット数が減る可能性もあります。
XServer for WordPressがどんなサイトに向くかはこちらです。
➡ エックスサーバーとXServer for WordPress、どっちを選ぶべきか
まとめ
✔ サーバーキャッシュ・Xアクセラレータは5分、ブラウザキャッシュは最大7日
✔ ページが古いならWPパネルの「キャッシュ削除」
✔ 確認はログアウト状態で(ログイン中はキャッシュされない)
✔ IPなどで公開を制限したページがあるなら有効化前に見直す
✔ キャッシュ系プラグインと管理場所を決める
表示速度の改善や、キャッシュ設定を含めたサイトの見直しは当オフィスでも承っています。
➡ お問い合わせ
出典
- サーバーキャッシュ設定(XServer for WordPress公式マニュアル)
- Xアクセラレータ(XServer for WordPress公式マニュアル)
- ブラウザキャッシュ設定(XServer for WordPress公式マニュアル)
仕様は2026年9月時点の公式マニュアルの記載にもとづきます。キャッシュの対象や保持期間は変更される場合があるため、設定前に公式マニュアルをご確認ください。