XServerビジネスのSLAで返金されないケースと、申請できる期限

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結論から言います。

XServerビジネスのSLAは「止まったら自動で返金される制度」ではありません。返金は申請制で、しかも申請できる期間が決まっています。

公式マニュアルによると、返金申請はサーバーIDごとに月1回まで、
申請期間はサービス停止が発生した月の翌月末日までで、過去にさかのぼって申請することはできません。

つまり、知らずに放置すると権利が消えます。


目次

保証の中身

項目内容
品質保証値月間のサーバー稼働率99.99%以上
対象プランXServerビジネスのすべてのプラン
対象項目Webサーバー、メールサーバー、FTPサーバー、データベースサーバー

返金率は稼働率に応じて段階的に決まります。

稼働率(非稼働時間)返金率
99.90%以上〜99.99%未満(5〜50分)月額利用料の10%
99.50%以上〜99.90%未満(51〜250分)15%
99.00%以上〜99.50%未満(251〜500分)30%
90.00%以上〜99.00%未満(501〜5,000分)50%
90.00%未満(5,001分〜)100%

非稼働時間は完全に利用不可能な状態だけを集計します。
公式には遅延やアクセスが不安定な状態は含まれないと明記されています。


返金されないケース

ここがSLAを読むときに一番大事な部分です。
公式マニュアルには適用除外が列挙されています。主なものは次のとおりです。

  • HTTP・SMTP・POP・IMAPの疎通ができない以外に起因する場合
  • 事前に告知して実施したメンテナンスに起因する場合
  • 利用者の利用規約に反する行為に起因する場合
  • プラン変更や設定反映など提供サービス仕様に起因する場合
  • 契約プランの基準値・制限値を超える利用に起因する場合
  • クライアントPCやインターネット回線など当社が管理しない環境に起因する場合
  • 第三者によるサイバー攻撃や、それに講じた対策に起因する場合
  • SSL証明書・ドメイン名・Webフォント等のオプション/外部サービスに起因する場合
  • 管理ツールの不具合など付加機能に起因する場合
  • お客様が障害時間を証明できない場合

実務でよくある「サイトが見られなかった」の多くは、この除外に当たります。
たとえばSSL証明書の期限切れや攻撃を受けた際の対策は対象外です。

SLAはサーバーの正常稼働に対する保証であって、サイトが表示されることの保証ではない、と理解しておくのが正確です。


稼働率の確認と申請の手順

稼働率は、XServerアカウントからサーバーパネルへ進み、
「サーバー情報 > サーバー稼働率一覧」で月ごとに確認できます。

返金申請はメールで行います。公式マニュアルによると、件名を
「XServerビジネスSLA制度に基づく返金申請書」とし、次の項目を記載します。

  • XServerアカウントID
  • 返金申請を行うサーバーID
  • 障害影響を受けたドメイン名
  • 返金申請を行う障害発生日時

「障害発生日時」を書く必要があるため、止まった時間を自社で記録しておくことが前提になります。
死活監視の通知メールが残っていれば、そのまま証拠として使えます。


SLAをどう評価するか

返金額そのものは月額利用料の一部です。売上の損失を埋める金額にはなりません。

SLAの価値は、事業者が稼働率の基準を明示し、届かなければ返金すると契約で決めている点にあります。
社内稟議や取引先への説明で「サービス品質の根拠」を示せることが実際の利点です。

エックスサーバーとXServerビジネスの違いはこちらで整理しています。

➡ エックスサーバーとXServerビジネスの違いは?どっちを選ぶべきか


まとめ

✔ 保証値は月間稼働率99.99%以上、全プラン対象
✔ 返金率は10%〜100%の段階制
✔ 遅延や不安定は非稼働時間に含まれない
✔ メンテナンス・攻撃・SSL・ドメイン起因は対象外
✔ 申請は翌月末日まで、月1回まで


止まったときに記録が残る運用づくりや、事業サイトのサーバー選定は当オフィスでもご相談いただけます。

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出典

仕様は2026年9月時点の公式サイト・マニュアルの記載にもとづきます。制度の内容は変更される場合があるため、契約前・申請前に公式情報をご確認ください。

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