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結論から言います。
端子の表記はHDMI 2.1ですが、帯域は従来のHDMI 2.0と同じ水準です。
実機を検証しているちもろぐによると、
中身はこうなっています。
- 伝送方式はTMDS(HDMI 2.1の目玉であるFRLではない)
- 帯域は最大10.2Gbps(HDMI 2.1の48Gbpsではない)
- HDMI VRRに非対応
ただし先に言っておくと、
このモニターに限っては実害が小さいです。
理由は後述します。
これはLenovoだけの話ではありません
誤解のないように書いておきます。
「HDMI 2.1」という表記自体は、規格上のルールに沿っています。
HDMI 2.1の登場以降、
規格の管理団体は「HDMI 2.0」という呼び方を廃止しました。
そのため従来相当の性能でも「HDMI 2.1」と名乗ることになります。
その代わりに
「どの機能に対応しているか」を個別に表示する決まりです。
つまりHDMI 2.1と書いてあっても、48Gbpsとは限らない。
これはモニター業界全体で起きていることで、
Lenovo特有の問題ではありません。
ただ買う側から見れば紛らわしいのは確かです。
実害が小さい理由
ここが大事なところです。
HDMI 2.1の48Gbpsという帯域は、
4K/120Hzのような重い映像を送るためのものです。
ところがL27h-4Aは
- 解像度:QHD(2560×1440)
- リフレッシュレート:100Hz
この程度なら48Gbpsは元々必要ありません。
4Kでも144Hzでもないので、
帯域が足りなくて性能を出し切れない、という話にはなりにくい。
つまり表記は紛らわしいが、このモニターを普通に使う分には困らない。
ここは正確に理解しておいてください。
では、何に注意すればいいのか
実際に影響が出るのはこの2つです。
1. VRR(可変リフレッシュレート)が使えない
ゲーム機やPCのフレームレートに合わせて
画面の更新を同期させる機能です。
これが効かないと
カクつきや画面の裂け(ティアリング)が出やすくなります。
ゲーム目的なら、ここは効いてきます。
2. 「HDMI 2.1対応だからゲーム機に最適」と考えると外す
このモニターはそもそもオフィス向けの設計です。
USB-C給電、USBハブ4ポート、縦回転。
並んでいる機能を見れば方向性は明らかです。
ゲーム機を繋ぐこと自体はできますが、
ゲーミングモニターとして選ぶ製品ではありません。
高リフレッシュレートはDisplayPortで
L27h-4Aの入力端子は充実しています。
- HDMI ×2
- DisplayPort 1.4 ×1
- USB Type-C(DP 1.4 Alt Mode)×1
PCと繋ぐならDisplayPort 1.4を使うのが確実です。
DP 1.4はQHD 100Hz程度なら余裕があります。
HDMIの帯域を気にする必要がありません。
ノートPC1台でまとめたいならUSB-C。
この使い分けで十分です。
なお付属するのはType-Cケーブル(1.8m)で、
DisplayPortケーブルは入っていません。
まとめ
✔ 表記はHDMI 2.1だが帯域は10.2Gbps
✔ これは規格の表記ルール上よくあること
✔ QHD 100Hzなので48Gbpsは元々不要
✔ ただしVRRは使えない
✔ PCとの接続はDisplayPort 1.4が確実
仕事用として買うなら、この件はほぼ気にしなくて大丈夫です。
逆にゲームを主目的にHDMI 2.1目当てで選ぶなら、この機種ではありません。
➡ Lenovo L27h-4Aの画質は?色の正確さとHDRの実力
➡ Lenovo L27h-4AのUSB-C給電は何W?公式に書かれていない数字
出典
端子構成はLenovo公式サイトの記載、伝送方式と帯域および VRR 非対応についてはちもろぐの実機検証にもとづきます(2026年8月時点)。